2010年08月02日

初めて、法律関係の書籍の出版に携わりました(共編著)

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「経営者・経営幹部・法務担当者のための新債権法読本」というタイトルの書籍を、私の所属事務所のボスである鳥飼先生と共編著という形で出版致しました。先週あたりから、書店の店頭にも並び始めたようです。法律関係の書籍の出版に初めて携わったことになります。
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2006年12月14日

「偽物の共有」と「弁護士1.0」か、なるほどねえ

クリエイティブ・コモンズの提唱者で知られるレッシグ教授が、YouTubeの行動に対して痛烈な批判をしています(日本語翻訳版のブログエントリーはこちら)。「YouTubeは偽物の共有サイトである」という少し前からのレッシグ教授の主張(おなじくこちら)について、「まあ、確かにそうだけど、YouTubeも劇的に多くの人とコンテンツに新たな可能性を生み出してくれたよなあ」という程度の印象を持っていましたが、まさかYouTubeがこんなことまでしていたとは。利用規約や「弁護士1.0」を使われて警告を受ける側も困るでしょうが、このような形で法を活用しかけてしまったYouTube自身にとっても、その影響は後でかなり困ったことになって帰ってくるのではないかなあと感じます。
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2006年04月22日

3年の夏学期スタート。「パテント」って「開く」っていう意味だったんだ

法科大学院3年生の夏学期が始まりました。いよいよ最終学年です。早いなあ。今学期は必修科目がなく(選択必修は少しありますが)、全て自分の興味で選べる科目ばかり。興味深い科目がたくさんあったので色々と悩んだのですが、結局、知財、租税、金融、あたりが中心となる科目選択をしました。いずれも結構重たそうなので、コマ数はあまり多すぎないようにして、ある程度集中してやっていこうかと思います。で、早速知財関係の本を少し読んでみたら「へぇ〜」という感じのものがあったので、そのあたりも少しご紹介しようかと。続きを読む
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2005年10月13日

うーん、残念。でもなにが「よい」ことなのかって、後々まで分からないものだよね、うん。

うーん、さすがにダメだったか、、、。
先週の金曜日、現行司法試験の論文試験の合格発表がありました。以前ここでも書いた「突飛で無謀な挑戦」ですが、論文試験の不合格という結果であえなく幕が下りることとなってしまいました。1年ちょっとの勉強で司法試験を受けてしまうというのは、自分の能力ではさすがに無謀すぎる挑戦だったようです。そのことはある程度覚悟していたものの、かなりのエネルギーを注ぎ込んでいたこともあり、「不合格」の現実を突き付けられたのはなかなか辛く、ブログでの報告すらすぐにはできずにいた次第です。
でも、人生における出来事で何が「よい」ことで何が「わるい」ことなのかというのは、かなり後々になってみないと簡単には判断がつかないことも多いですよね。むしろ、出来事の後の自分の行動やまわりの環境によってその出来事が「よい」ことだったのか「わるい」ことだったのかが事後的に位置付けられていくことの方が多いようにも思います。これはすなわち、何とかこれからの自分の行動によって、今回のこの出来事を後から振り返ってみたら「よい」ことだったと思えるように変えていこうじゃないかという一種の慰めであるわけですが、でも、そうとでも考えないとやっぱり、辛い。
因みに、この合否発表の直後、自分にとってちょっと嬉しい出来事も立て続けにいくつか起こりました。これらの出来事が嬉しいことだという評価はきっと後になっても変わらないんだろうなあと思います。その辺も合わせてツラツラと自分への慰めを書いておこうかと思います。続きを読む
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2005年07月23日

ようやく論文試験終了!

050723.JPG7月15日に法科大学院の夏学期の授業がようやく全て終わり、直後の17、18日の二日間、とうとう現行司法試験の論文試験を受けてきました。1科目あたり2時間、二日間で6科目、ひたすら考え、書きまくる、とっても過酷な試験でした。二日ともカンカン照りの酷暑。科目と科目の間の休み時間は一度全員が教室から追い出され、廊下や階段に座って汗だくになりながら最後のチェック。昼飯も持参してきたおにぎりをその場で頬張る程度。試験のための運動不足と眠気対策のためのコーヒーのお供のチョコの食べ過ぎで膨らみまくったおなかが、この二日間で少しは引っ込んだかもって感じです。試験の結果はさすがに相当厳しそうですが、取りあえず体調を崩さずに、全科目、現場で全力で戦ってくることが出来たので、まあまずは満足です。続きを読む
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2005年06月02日

何だか、すごいことに、、、

先日書いた「突飛で無謀な挑戦」の途中結果が昨日発表になりました。なんと択一試験に見事合格!いやあ、ビックリ。何だか、すごいことになってしまいました。こんなラッキーなチャンスなかなかないですよね。論文試験まであと一ヶ月半、もう一発集中して、やれるだけやってみようと思います。ロースクールでの1年と数ヶ月の勉強でどこまで勝負が出来るのか。ここまで来ると、また戦えるということが何だかとても楽しみです。続きを読む
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2005年05月19日

ローマの知恵とICR-S300RMとほぼ唯一のレパートリー

ロースクール2年生の夏学期も3分の1を過ぎたくらいまで来ました。今学期の授業の中で一番面白いなと思っているのが、木庭(こば)先生の授業です。現代社会の諸問題を検討していく中で、古代ローマの知恵を教わり、毎回毎回なるほどなあ〜って感じです。この授業の最後に先生が一気にまとめて話す内容をきちんと吸収したいと思い、最近はクラスの学生の2〜3割くらいは持ってるかなというボイスレコーダーを購入しました。機種はサンヨーのICR-S300RM。で、せっかくなので、それで録音したちょっとお恥ずかしいものをアップしてみようかなと。最近ネットでは、Pod Castingなど、「音」が流行っているみたいなので、ちょいと自分もトライしてみようかということで、、、。続きを読む
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2005年05月12日

新司法試験制度への懸念と突飛で無謀な挑戦

「既習者」の人達と一緒に勉強する法科大学院の2年次の生活もはや一ヶ月が過ぎ、ゴールデンウィークも明けて、そろそろ授業が佳境に入りつつあります。今学期は裁判例の原文と正面から格闘しなければいけない科目がどっと増え、また理論的にも1年次の基本科目のときよりもう一段深い思考が要求されるような内容が多く、予想通りなかなか面白くかつ大変です。
そんな中で、ちょうど1年くらい前にもここでコメントしたのですが、来年からスタートする新司法試験の仕組みにちょっとした不満を感じています。この点について色々と考えて自分なりの新しい仕組みなども構想してみたのですが、当然ながらそんなものがすぐに実現するわけもないので、かなり突飛で無謀なのですが、現在手元に存在する材料を使って自分で考えた構想を擬似的に実現してみるルートを考えつき、そのルート攻略にチャレンジしてみました。その内容とは?また、その結果や如何に、、、?続きを読む
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2005年03月17日

あっという間に1年終了、そして何と、、、

「明けまして、、、」と書いて以来の書き込みですが、はや3月。法科大学院1年生もあっという間に終わってしまいました。2月に期末試験があり、今日成績表をもらってきました。一科目かなりやばいかなと思ったものがありましたが、それも何とか「C」評価でクリアし、無事全て単位獲得。晴れて2年生になれそうです。そして、その危なかった科目以外は予想外の好成績で、何と「1年次成績優秀者」ということで大学院から表彰を受けることになりました!ひぇ〜、信じられない。続きを読む
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2004年10月21日

冬学期スタート、やっぱり大変です

法科大学院、10月から冬学期がスタートしました。民法V、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、行政法と、手続きや具体的な実務につながる、ややこしくて内容も重たい科目が多く、予想通りに大変です。夏学期も久しぶりの勉強生活で、9月の試験までずっとバタバタが続いてブログの書き込みもほとんどできない状態でしたが、どうやら冬学期も相当に苦労しそうです。そうこうしている内に、夏学期の成績も早速発表されました。3月の試験はさらにがんばらなくっちゃなあ〜という感じです。続きを読む
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2004年05月24日

法科大学院と新司法試験

法科大学院の授業が始まって一ヶ月半が経ちました。東大での導入講義にあたる「法学入門」という授業も、先日で全15回の講義が終了しました(因みにこの授業、僕のクラスの担任は今年から学習院大学より東大に移られた神作裕之先生だったのですが、非常に興味深い内容でした。この中味などについてはまた後ほど整理したいと思います)。で、ちょうどこんなタイミングで、今朝(2004.5.24)の日経新聞本紙(18面)に法科大学院と新司法試験制度についての解説記事が掲載され、その中に僕自身のコメントも引用されていたので、これについて、僕の今の考えを少しお話ししたいと思います。続きを読む
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2004年04月14日

授業スタート1週間。なかなか大変です。

いよいよ法科大学院での授業が始まりました。4月5日(月)に入学式。その後二日間ガイダンスがあって8日(木)から授業がスタートしました。授業は月〜金で毎日あり、予習課題や宿題などもたくさん出て、これまでと全く違う生活パターンとなり、なかなかしんどいです(ブログの書き込みもだいぶ間が空いてしまいました)。それでも、久し振りの勉強はとても新鮮だし、クラスには予想外にいろんなバックグラウンドを持った人達がたくさんいるし、結構面白い生活にもなりそうです。続きを読む
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2004年02月20日

結局、東大に行きます

先日、大宮と東大、どちらの法科大学院に行こうか悩んでいると書きましたが、結局東大に行くことに決め、大宮に入学辞退届けを出しました。なんだか結局ブランドに流されてしまったようで、ちょいと悔しい感じもするのですが、自分としては、これはこれで大宮に行くよりもかえって困難な挑戦となる選択をしたんだと認識しています。大学時代はほとんど学校にすら行っていなかったこの38歳の僕が(先生の顔を見たこともないまま取得した単位がいかに多いことか、、、)、学部を卒業したばかりの勉強が得意な多くの若い学生に囲まれて、果たしてちゃんとやっていけるんだろうか。学生生活が始まったらまたおいおいご報告させて頂きます。続きを読む
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2004年02月11日

法科大学院、どこにしようか

この春、日本で法科大学院という新しい仕組みがスタートします。僕もこの仕組みを活用して、経営経験のある弁護士として活動してみたいと思い、受験の準備を進めていました。願書を出した4校の試験や面接などが1月末に全て終わり、先頃ようやく合格発表が出揃いました。結果は3勝1敗。一番最初に発表のあった大学が不合格だったので、「これは全滅か」と心配しましたが、取りあえず合格できてホッとしました。しかも、合格できたところはいずれもとても魅力的な大学で、どこに入学しようかと現在思案中です。まあこれも贅沢な悩みということで、まずはよかった、よかった。続きを読む
posted by Takao at 02:43| Comment(4) | Law