2006年07月27日
「マオ」、すごかったです
ロースクール3年夏学期に受講した「現代中国法」(チェン・ポール教授)の期末課題レポート作成のために「マオ―誰も知らなかった毛沢東」の上・下巻を通読してみました。このリンクからたどれるアマゾンにも既に色んな書評・感想が書かれているので本の内容の紹介などは省略しますが、とにかくすごい内容でした。中国に少しでも興味のある方は、読んでみても損はないんじゃないかと思います。但し、分量が膨大です。現代中国法のレポートを書く前提知識として中国の近現代史を少し眺めてみようという程度のつもりで読み始めたのに、結局これをあらかた読み終えたのがレポート提出締切の前日という悲惨な状況に陥ってしまいました、、、。続きを読む
posted by Takao at 17:35| Comment(2)
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2006年04月29日
落とし物。ツイてる、ツイてる。
先日の朝、学校へ通う地下鉄の中。その日の1限の授業の予習が終わっておらず大慌てで教材を読んでいました。しかもその日は練習問題が事前に配布されていてその答えを準備しないといけなかったので、カバンから筆入れを取り出し立ったままシャーペンで書き込みまでしたりして。で、やっちゃったんですね。落とし物。これにまつわるごく些細な「ツイてる」お話と、ある言葉と本が巷でちょっとしたムーブメントになっているという話題です。続きを読む
posted by Takao at 07:19| Comment(2)
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2005年08月28日
嵐を避けて不惑をむかえ、CODEとともに肥えゆく夏
posted by Takao at 23:25| Comment(3)
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2004年02月24日
封建制が最も理想的な統治形態であるという考え
「ナンバ走り」の項で、日本が近代化の中で忘れてしまってきたものがあるという話題に触れましたが、その文脈で、ある人に「当然読んでおくべき本」として紹介された内村鑑三の「代表的日本人」という本を読みました。知っている人は非常に多いだろうと思うのですが、恥ずかしながら教養のない僕はこの本の存在すら知りませんでした。西郷隆盛など5人の代表的な日本人の生き方を英文で記述することで日本を世界に紹介したこの本は1908年に刊行され、当時諸外国に大きな影響を与えたそうです。背景を聞くだけですぐにも手に取りたくなる本ですが、実際読んでみても実に面白いです。特に「上杉鷹山」という江戸時代の藩主を紹介する文章が僕には印象的でした。その中に、「封建制が完璧な形態をとれば、これ以上理想的な政治形態はない」という内村の考えが出てきます。続きを読む
posted by Takao at 15:08| Comment(0)
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2004年02月13日
「ナンバ走り」って知ってます?
最近「古武術」ばやりだそうです。古武術研究家の甲野善紀氏が提唱する「捻らず」「うねらず」「踏ん張らず」の基本動作を現代のスポーツにも応用して成功をおさめる例が多く出てきているそうで、取りあえずその辺のところが視覚的にも分かりやすく解説されている、その名もズバリ「ナンバ走り」という本を発見したので読んでみました。結構、「へぇ〜」って感じです。続きを読む
posted by Takao at 15:55| Comment(0)
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2004年02月12日
ちょっと変わった「トーダイ」本
ある方から面白いよと薦められて「『東大に入る』ということ 『東大を出る』ということ」という本を読みました。東大を卒業して数年経ったばかりの若者三人が、それぞれ自分のこれまでの人生を「東大」に絡めてギッシリと書き込んでいる訳ですが、身につまされる部分も多々あり、なかなか面白く読めます。高校生やその親、先生達などに、もっとたくさん真面目に読んでもらえるといいのになあと思わせられる本でした。続きを読む
posted by Takao at 15:51| Comment(2)
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2004年02月01日
今さらながら、田中角栄ってやっぱりすごい
だいぶ前に買って本棚に置きっぱなしだった「異形の将軍 −田中角栄の生涯」(津本陽著、幻冬舎)を読みました。今さらながら田中角栄ってやっぱりすごいですね。人生の波瀾万丈さがすごい。才能のスケールの大きさがすごい。それでいて人情味臭さが飛び抜けていて、極めて弱い面があるところもすごい。単なる金権政治家というレッテルを貼られて過去に葬り去られるのはあまりに勿体ない。そう強く感じさせられました。続きを読む
posted by Takao at 06:45| Comment(1)
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