2006年04月01日

あ〜春休み。吹雪+ゴルフ、粉雪+春スキー、お花見+最高裁判決、温泉+進化論、、、

20060331.jpg出張教室という一大イベントも終わって完全な春休みモードに入り、あちこちフラフラとさまよい歩く日々が続いております。ゴルフと春スキーで二日続けて雪に降られたり、国立マンション訴訟の最高裁判決が出た翌日にそのマンションの目の前で満開の桜に囲まれてお花見したり、久々に家族で伊豆へ温泉旅行に行ってなかなか面白い「進化論」を読んだり、と、平和な日々を過ごしております。そんな中で、ちょいと気にとまったことなどを書いておこうかと思います。
(5/15追記: 左の写真はお花見現場近くの歩道橋の上から大学通り(正面は国立駅方面)を写したもの。1年の時クラスメートだったO氏撮影) 
 春スキーとはいえスキー場で雪に降られるのはまだ珍しくもない話しですが、ちょうどその前日に、全然違う場所のゴルフ場でもほとんど吹雪の中でゴルフをするような状況だったので、ちょっと不思議な気分でした。

 そのゴルフ場は那須高原にある25那須ゴルフガーデン。まあ、もともと寒い場所のゴルフ場だから仕方ないといえば仕方ないのですが、前日は那須でも最高気温が14度くらいまで上がっていたはずなのに、何故かこの日は最高気温3度。カートの後ろにぶら下げたクラブ拭きのタオルが風邪になびいた形のまま凍って固くなっているという非常に珍しい光景を目の当たりにしました。3月末でここまで寒いとは、参りました。
 でも、このゴルフは東大ロースクールの学生仲間で行ったコンペで、終始和気あいあい、帰りのバスではワインをたくさん空けて大盛り上がり。極寒と吹雪もまあいい思い出になりました。そして、何といっても値段の安さにビックリ。1ラウンドとお昼の軽食、往復のバス代、帰りのバスでの飲み代・おつまみ代など全部合わせてなんと9千円!ゴルフ場は9ホールを2回まわるというやや変則的なつくりですが、コースの手入れは行き届いていて、ゴルフも十分楽しめました。プレー後はホテルの温泉も楽しめたし、今はこんな値段のゴルフ場もあるんですね。幹事さん、ありがとうございました。

 その翌日に家族で行った春スキーは、クローズ間近の「ふじてんスノーリゾート」。クローズ直前1週間はリフト1日券が2千円と格安だったのですが、今年は3月末でも結構質のよい雪が十分に残っており、なかなか快適でした。朝の天気予報で富士山の近くも今日は晴天だというので勇んで出かけたのですが、到着してみると前日の那須ほどではないけれど雪がチラチラと。でも途中少しは晴れ間も見えて、清々しいスキーでした。スキーの後は、ふじてんおきまりの「ゆらり」(ふじてんのすぐ近く。経営も一緒みたい)で温泉に入ってきました。残念ながら雲がかかって露天風呂から富士山を眺めることは出来ませんでしたが、露天風呂で粉雪が舞い散るってのは風情があっていいですね。

 この3月末には東大ロースクールの仲間でお花見も楽しみました。場所はロースクールのお花見らしく、あの国立マンション訴訟で有名な国立の大学通りにある明和地所のマンションの目の前。折しも、ちょうどその前日にこのマンション訴訟の最高裁判決が出たという不思議な巡り合わせ。国立の大学通りって桜並木がものすごいんですね。結構感動ものでした。

 そしてさらに、この3月下旬は久しぶりに家族で温泉旅行にも行ってきました。場所は伊豆熱川。ちょっとやや寂れかけた雰囲気が漂う部分もありますが、家族でノンビリするには東京からの距離もお値段もちょうど手頃な感じがして、なかなか気に入りました。今まで何度か車で近くを通ったことはあるけど一度も入ったことがなかった「熱川バナナワニ園」は予想外に見所が多くて楽しめたし、伊豆によく行く人たちの中では結構有名らしい伊豆の味処 錦」のどんぶりもうまかったです。

 で、タイトルに書いた「進化論」っていうのは何かというと、期末試験中からずっと気になっていた梅田望夫さんの「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」という本を熱川に持って行って読んできたという次第です。
 この本、とても面白いです。「なるほど」と納得させられる見方と表現が随所にちりばめられています。「序章」と「あとがき」で触れられている、「お互いに理解し合うことのない二つの別世界」が生まれかねない状況というお話は、僕も最近色んな場面でこれに同感させられることが多いように思います。僕たちの世代というのは、この「二つの別世界」の間をつなぐ架け橋となるべき大事な存在なのではないかと、勝手に想像することもあったところです。その「架け橋」作業をしていく上では、この本、とっても使えるんじゃないかなあと強く感じた次第です。
 サッと読める本ですので、内容は興味を持たれた皆さんに是非ご自分でお読みいただくとして、自分の記憶喚起のためにも、本の中で気になった表現を以下にいくつか羅列させていただきます。
「不特定多数無限大への信頼」
「情報をインターネットの『こちら側』と『あちら側』のどちらに置くべきか、情報を処理する機能を『こちら側』と『あちら側』のどちらに持つべきなのか。このトレードオフが、これからのIT産業の構造を決定する本質である。」
「情報自身が淘汰を起こすんだよ」
「検索エンジンに引っかかってこない情報はこの世に存在しないのと同じですよ」
「一気に高速道路の終点にたどり着いた後にどういう生き方をすべきなのか。特に若い世代は、そのことについて意識的でなければならない。」
「『コンピュータの私有に感動した』世代と『パソコンの向こうの無限性に感動した』世代の決定的違い」
「グーグルは思想的に『不特定多数無限大を信頼する』という会社ではない。むしろ『ベスト・アンド・ブライテスト』を集めての才能至上主義的唯我独尊経営を思考する会社だ。」


 さてさて、つらつらと平和なことを書いてきましたが、いよいよロースクール最終学年の夏学期スタートが目前となってきました。今学期からは自分の興味ある分野をどんどん選択していけるのでとても楽しみですが、その分、ボリュームもてんこ盛りになりそうで、かなりの負荷が予想されます。気合いを入れ直さなくては。
posted by Takao at 18:16| Comment(2) | General
この記事へのコメント
久しぶりに遊びにきました!
那須のゴルフは本当に寒かったですね〜。あの日は房総でも雪だったそうですのでご勘弁下さい(言い訳になってない^^;)。
ウェブ進化論、面白そうですね!実はだいぶ前に買ってはあるんですが、まだ読んでません。。GW中に読みたいなぁ。
Takaoさんは今学期もハードそうですね。私は10コマだけなんですが、大人数の講義が多いので、教室の移動と席取りだけでも結構疲れます。。一つだけ法制史T(ドイツ法)という少人数(8人)の講義をとってみました。楽しみです。
ロースクールも残り1年になりましたが、よろしくお願いします!
※私のブログは事情により1月から運用停止しました。近い内に形を変えて復活する予定です。
Posted by 前回ゴルフコンペ幹事 at 2006年04月22日 02:38
「前回ゴルフコンペ幹事」さん、コメントありがとうございます。那須のゴルフ、確かに寒かったですが、あの値段であのゴルフと温泉を楽しめるというのはすごい驚き&収穫でした。ありがとうございます。是非、リベンジに行きましょう。
ロースクールもあと1年。ホントに早いですね。僕も結局今学期は11コマだけに絞りました。(今学期の履修科目などについて、別の記事に書き込んでみました。)
それでは、こちらこそ今学期も宜しくお願いします。
Posted by takao at 2006年04月24日 06:10