今学期は欲張って週11コマの授業をとり(これで2年生で取れる単位の上限一杯です)普段の生活もなかなかハードだったのですが、科目が多いということは期末の試験やレポートもどっと固めてやってくることになり、これも結構大変でした。試験期間が始まると、ほぼずっと連日で試験。三日目くらいからはほとんど一夜漬け(実際最近の僕の場合は一朝漬けですが)の連続。試験が終わったら直ちに期末レポートの課題が発表され、僕は科目の関係で一週間ほどで2本のレポートを仕上げることになり、どちらもギリギリ滑り込みセーフという感じの提出となりました。
試験とレポート提出が終わったら、今度は「出張教室」の準備。出張教室とは、東大法科大学院の既習1期生(すなわち今の3年生)が去年始めたボランティアの取り組みで、学生有志数名でグループを組み、高校へ行って課外授業等の時間を使わせてもらい、法律に関する授業ないしディスカッションを行うというものです。二代目となる僕らの代では、全部で8つのボランティア・グループができ、のべ10校の高校へ行くことになりました。大学院のカリキュラムなどとは何の関係もなく、学生の全くのボランティア活動です。出張受け入れ先の高校も、学生の出身校などを中心に学生の手で開拓しています。
僕が所属する第7班は3月13日に都立両国高校に行き、80分の時間をもらって、刑罰とは何のためにあるのか、裁判員制度とは何か、というような刑事法の基本に関わる話題で出張教室を実施してきました。25名ほどの高校生がとてもまじめに参加してくれました。80分という時間の制約もあって駆け足の内容だったのでディスカッションがすごく盛り上がるという感じにまではなれなかったのですが、僕たちが用意した質問にかなりするどく本質を突いた答えをしてくれる生徒もたくさんいて、なかなか面白い80分だったように思います。
授業の内容は刑事法のほんとに基本のところなのですが、法律を全く勉強したことがない高校生に話をし、しかも多少はソクラテス・メソッド的なディスカッションもやろうとすると、僕ら側の準備も結構大変でした。1年生の時に使った刑法の教科書の導入部分を久しぶりに読み返し、「おお、ここにはこんなことが書いてあったのか」などという新鮮な発見もしたりして、先生役をする僕たち自身にとってとても勉強になるイベントでした。授業を受けてくれた高校生のみんなも何かしらの新しい興味を抱いてくれてたりするといいのですが、どうなのかなあ、、、。
ということで、ずっと法律漬けだったここ二ヶ月ほどなのですが、その反動か、ここ1〜2週間ほどでドドッと色んな買い物をしてしまいました。
一番大きいのは5年近く使い込んだ自宅PCの買い換え。かなり使い込んだThinkPadのノートPCから、Dellの小さなデスクトップに買い換えました。どうせ買い換えるなら大きなディスプレーを使ってみたいと思い、Dellが24インチの液晶ディスプレーをキャンペーンで99,000円にしていたので、これに飛びついて決めてしまいました。5年も使い込んだノートPCからの買い換えなので、CPUパワーの違いだけで感動ものなのですが、何といっても大画面ディスプレーはいいですね! 1920 x 1200 のワイド画面で、ノートPCを同時に3つくらい操っているような感覚です。いやあ、気持ちいい。
次に自分にとってインパクトの大きい買い物が2年3ヶ月ぶりのケータイの買い換えです。以前使っていたのが、auのW11K。このデザインが何だか妙に気に入っていたのでなかなか買い換える気にならなかったのですが、2年以上使ってさすがに最近電池の持ちがだいぶ悪くなり、ちょうどauからこのW11Kを作ったのと同じデザイナー(深澤直人氏)がデザインした新モデルが出るということなので、試験が終わったら買い換えようと心に決めていたのでした。しかし今回発売されたneonは、お店で手に取ってみてもどうも自分としてはしっくりこない感じ。とは言っても、もう「ケータイを買い換えよう」という衝動は抑えられないレベルになっていたので、neonと同時にauから発表された新ラインナップの中で、W41T、W41H、W41CAの三つが気に入り、この中からどれにしようかいろいろと悩むことになりました。

この他にも、細かなものを色々と買い込んでしまいました。DellのPCが自宅に届くまでの間、インストールしたいなと思うソフトをネットで物色し始めたら、どんどん色んなものがほしくなり、連日、宅急便が自宅に届くようなことに。ネットでの買い物って、始めるとついついハマッてしまい、どんどんクリックしたくなっちゃいますね。あぶない、あぶない。(因みに、大画面のディスプレーを買ってしまったので、今はこれに最近発売された新しい Mac mini をつなげたいという強い衝動に駆られています。あれ、魅力的ですねえ。うーん。でも、ここはグッとこらえないと、際限がなくなってしまいそうです。)
ところで、auショップ本郷三丁目店でW41CAを購入した日が、東大法科大学院の成績発表の日でした。結構やばそうな科目もあったのでちょっとハラハラしましたが、結果は無事に11コマ分全て単位獲得。晴れて3年生になることが出来ました。成績の内容も、1年生の時よりは全体の中での順位が相対的にやや落ちましたが、既習の人たちがたくさん入ってきた中では、まずます健闘した方なのではないかと思えるようなものでした。よかった、よかった。中でも、期末のレポートだけで成績を評価される科目が一つあったのですが、授業中の先生の主張に敢えて一部チャレンジするような内容のレポートを書いて思い切って提出してみたところ、これが最高評価のA+をもらえていたので、これがとても嬉しかったです。
それにしても、時間が経つのは早いですね。法科大学院での生活も、はや3分の2が終わってしまいました。残すはあと1年のみ。充実したものにしていきたいところです。
成績発表と同時に来年度のシラバスも配られたのですが、いよいよ選択科目主体となる3年次は、「とってみたいな」と思わせる科目が目白押し。今学期週11コマで十分大変だったのに、来学期はとりたいものを全部とるとすぐに15コマくらいいってしまいそうで、どうしたものかと考えています。春休み中にある程度事前準備が出来れば少しは楽になるんだろうけど、自分の性格とこれまでの経験からして、それを期待しちゃいけないということはよく分かっている積もりだし。どうしようかなあ。
<追記:2006年3月22日>
このエントリーにコメントを書いてくれた lawstudent さんのホームページ「早稲田日記」はこちらです。http://waseda.livedoor.biz/
そしてそこから、LawStudents'Forum というロースクール受験生向けのページに飛ぶことが出来、その中に東大法科大学院の特集ページ的なものが展開されていて、そこでこの僕のページを紹介してくれています。有難うございます。
それにしてもこの lawstudent さんの一連のホームページ、司法試験や法科大学院などに関連する情報が無茶苦茶盛りだくさんで、作り込みにも気合いが入っていて、すごいです。月イチの書き込みすらままならない僕としては、ただただ感服するばかりです。
私は今春から東京大学法科大学院に進学するものです。
以前からときどきブログを拝見しておりました。
輝くようなキャリアを脇に、法曹に挑戦されている姿は新卒学生として身が引き締まる重いです。
この度、私の運営している小さなサイトで「東京大学法科大学院リンク」を作成いたしました。
中村さんのブログは、東大未修者を受験される方にかなり有意義で勇気を与えるものと確信しております。
リンクがご迷惑であれば、どうぞお知らせください。
即時に削除させていただきます。
いつか学内でお会いできたらいいなとあこがれております。
東大LS合格おめでとうございます。
それにしても、lawstudentさんが運営されているサイト。情報盛りだくさんで、メンテナンスも丁寧で、無茶苦茶気合い入っている感じですね。すごいです。
4月以降、学校でお会いできるのを楽しみにしております。