2004年12月31日

「成績優良児」を目指す不思議

息子が来年から小学校です。で、我が家も今年は流行りの「お受験」を経験しました。私もいくつかの学校の両親面接など参加してきましたよ。その顛末はご興味のある方に別途個別にお話しするとして、その過程でちょっと面白い本を読みました。ある私立の小学校の校長先生が書いている本なのですが、「健康優良児」として表彰されることだけを目標に子供を育てる親や教師がいないのに、何故「成績優良児」となることだけを目指す教育が蔓延するのかと嘆いている点に、フッと目を引かれました。ちょっとご紹介します。また、そんなことを考えていたら、楽天を三木谷社長と二人で立ち上げ、私も色々とお世話になった本城さん(元楽天副社長)が、全国で最年少の公立中学の校長先生になるというニュースが流れてきました(本城さんご自身のブログはこちら)。頑張ってほしいですね。この私立小学校の校長先生はこんなふうに言います。

「健康優良児」として表彰されるのはそれはそれで価値のあることだけけれど、それを目標に子供を育てている親や教師はいない。ある程度健康であれば、健康のことは気にかけずに、自分のやりたいことをやっていける。それと同じで、ある程度の教科の学習能力を備えていれば、成績等気にしないで、「やりたい事」がやれるはずである。その「やりたい事」とは何かが問題であり、身体的健康さや知能的健康さを何に使ったらよいかという問題だ。その「やりたい事」を見つけるのをサポートし、それに向かってその子の能力をのびのびと活かせるようにするのが教育の大切な役割だ。と。

なるほどなあ、と思いました。自分自身も、ここ数年になってようやく、自分が本当にやりたい事は何かを考えるようになり、それに向けてあちこち足を踏み入れたり、力を蓄えたり、つまみ食いをしたり、色んなチャレンジをするようになってきたように思いますが、これをもっと若いときから出来ていたら、きっとまた違った世界を見る事が出来たんだろうなあという気がします。子供の教育、難しいですが、僕も僕なりに頑張ってみようと思います。(因みに、この本は、田中司著「紫に十字の校長室日記」聖公会出版、です。アマゾンの書評を見てみたら、「○○小学校受験生の両親必見!」なんて出てました、、、。)

(因みに、本城さんのブログへのトラックバックが、何故か失敗してしまいました。あまりに久し振りに使ったので、mtがふてくされているのだろうか、、、。とりあえず、本城さん、勝手にリンク張ってしまった形になり、ごめんなさい。)
posted by Takao at 15:31| Comment(2) | General
この記事へのコメント
楽しくブログを拝見させていただいています。
田中司先生は私の小学校時代の恩師であるので、つい嬉しくなってカキコしてしまいました!! この本にあるモンゴル旅行にも御一緒させていただきました。当時小学5年生でしたか。
法律学習頑張ってください
Posted by lfeot at 2005年03月28日 04:29
lfeotさん、書き込みありがとうございます。
田中先生とは子供の受験の面接の時にお話をさせていただきましたが、先生を面と向かって腰をかけさせてもらうだけで何故か心が落ち着き、素直にお話ができるような存在感・安心感と優しさを持った、とても素晴らしい先生だなと思いました。あの校長先生の学校に子供が通うのが楽しみと思っていたのですが、近々ご退任されるかもしれないとのお話を伺いました。とても残念ではありますが、あの先生が築かれた伝統が引き継がれることを期待しています。
Posted by takao at 2005年03月28日 11:52