2004年02月20日

結局、東大に行きます

先日、大宮と東大、どちらの法科大学院に行こうか悩んでいると書きましたが、結局東大に行くことに決め、大宮に入学辞退届けを出しました。なんだか結局ブランドに流されてしまったようで、ちょいと悔しい感じもするのですが、自分としては、これはこれで大宮に行くよりもかえって困難な挑戦となる選択をしたんだと認識しています。大学時代はほとんど学校にすら行っていなかったこの38歳の僕が(先生の顔を見たこともないまま取得した単位がいかに多いことか、、、)、学部を卒業したばかりの勉強が得意な多くの若い学生に囲まれて、果たしてちゃんとやっていけるんだろうか。学生生活が始まったらまたおいおいご報告させて頂きます。 色んな人と相談をさせてもらったところ、結局は「実務重視」でいくか「理論重視」でいくかを自分で決めなくてはいけないという選択だった訳ですが、結論として「理論重視」を選ぶことにしました。全く未知の世界の話しなので、僕の甘い推論に基づく判断でしかないのですが、自分なりの理由付けは次の通りです。
 「実務は実際の実務でイヤでも身に付けることができるはずのものであるし、他の学生に比べればリアルなビジネス界とのつながりや、実際に弁護士として働く人達とのつながりが濃い僕のような人間は、学校だけに実務の多くを期待する必要性は低いはずである。また、こんな年齢から勉強を始めて弁護士を目指す以上は、これまで既に多く争われてきたような問題のみならず、より今日的ないし先端的な、すなわちこれまでの対応のままでは解決できないような問題に対して納得のいく解法を導き出していくことで、これからの企業経営等の役に立っていきたいと思っている訳だが、そのためには発展的な議論の基礎となる理論的な部分を十分に鍛えておく方が、現在既にある問題に対応するための実務的な技量を磨くよりも価値が高いと思われる。等々」
 あとは、現在やっている顧問業を学生の間もある程度平行して継続しようと思っているので、大宮に拠点があるよりも本郷に拠点があった方がかなり活動がしやすいというのも大きかったですね。
 それにしても、最後はやはりブランドに流されてしまったところが結構大きいことも否定できません。「東大の大学院に合格した」と報告すると多くの人がとてもすごく賞賛してくれて、かえってこちらがビックリしたようなこともよくありました。また、今回相談させて頂いた中のある方(すごく示唆的なアドバイスをたくさん下さり、僕がとても尊敬させて頂いている方です)は、この件で何回か僕にメールを送ってくれた時に、つねに大宮のことを「Utsunomiya」と表記されていました(この方はメールには英語を使われます)。このことも、「うーん、やっぱり何だかんだ言ってもブランドって大きいよなあ」と思わせられてしまった一つの要因だったりします。
 てなわけで、何はともあれ、4月から学生になります。ちょうど最近携帯をドコモから au に変えたこともあって、「携帯まで学割を活用するつもり?」などと冷やかされたりもしている今日この頃だったりしますが、いまから学生になるって、やっぱりちょっとワクワクです。
posted by Takao at 13:59| Comment(8) | Law
この記事へのコメント
お久しぶりです。上田です。
なんか、さまよっていたら見つけてしまいました。中村さんブログたてていたんですね。面白いので、これからちょくちょく見に来ます。
今僕もブログを作ろうかと悩んでいます。
ではでは。
Posted by 上田 渉 at 2004年02月22日 01:31
おお、上田くん。コメントありがとう。
悩むほどのことでもないと思うので、是非さくっとブログを立ち上げて、上田くんの色んな考えを読ませて下さい。
Posted by takao at 2004年02月23日 07:28
自己追記ですが、東大のページでようやく法科大学院のカリキュラムと担当教官の一覧が発表になりました。<a href="http://www.j.u-tokyo.ac.jp/ls/classandprofessor-j.htm">http://www.j.u-tokyo.ac.jp/ls/classandprofessor-j.htm</a>
こうしてみるとかなり重厚そうで、また思ったよりも実務的展開にも配慮した内容になっていそうです。
特に第3年次の選択科目の部分はかなり広範囲にわたって色んな内容が充実しているようで今から楽しみです。
でも、まずは取りあえず基礎からきちんと勉強しなくては。
Posted by takao at 2004年02月23日 11:19
さくっと立ち上げたいところなんですが、手帳にいろいろ考えを書いて思索を深めるのが好きなんです。ブログを使うと、文章が気になってきてしまって、本質的に重要ではないところに時間が取られるかもしれないなぁ、と恐れています。でもまぁ、3月くらいには立ち上げてしまいそうです。ノリで(笑)
Posted by 上田 渉 at 2004年02月24日 00:57
中村さん、また学生なんですね〜
私は楽天でいろいろ勉強中です。
またゴルフご一緒してください。
Posted by hamano at 2004年02月26日 10:48
ご無沙汰しております。尾上です。

先日、URLのベタ打ちで、このサイトに辿り着きました。

なんと、大学院進学ですか!しかも東大。
びっくりしたと同時に、凄いなと思いました。

今から、学生にもどるとワクワクするって最後にありましたが、その気持ち少しわかります。
私も、32歳の時、今は無きビットハウス(Utsunomiyaの人って
ここの元校長でしょうか?)入学でワクワクしました(笑)。

法律の勉強は大変でしょうが、頑張ってください。
近いうちに、メシでも食いましょう。
Posted by 尾上 at 2004年03月10日 08:33
皆様、色々とコメントを有難うございます。
確かに尾上さんの32歳でビットハウスというのはなかなかワクワクだったでしょうね。あのオープンイベントと卒業式、今でも結構鮮明に覚えています。因みにUtsunomiyaの人は元校長とは別人です。
Posted by takao at 2004年03月10日 10:19
Takao:
つねに僕より10年早く先に行っているたかおへ
新たな挑戦心より応援します。
でも、それ以上に、ここに一連に記載されているたかおの文章、表現がとても肩の力が抜けていて、感受性豊かで、いきいきしていることが何よりも嬉しいです。(村上春樹のエッセイを読んでいるように楽しい)
いい方向に向かっているね。なんか、これからはいままでからは信じられないようなわくわくすることをたくさん経験されるだろうと、僕のつたない人生経験が教えてくれます。
こっちも、たかおと同じぐらい人生を充実させるべく、たかおより10年長く生きます(NPVで計算しないといけないので13年くらいながいきしないとだめかな?)
Posted by 奥村 澄 at 2004年03月17日 11:23