2002年12月08日

そして!ホノルルマラソン参加!

そして!とうとう行ってきました、第30回ホノルルマラソン!!さすがに10月の諏訪湖マラソンでちょっと辛い経験をつんだ後ではあったので、11月は若干走りこみました。せいぜい週に一回か二回、自宅の近くの代々木公園までジョギングして行って、公園の中のランニングトラックで30分から1時間ほど走るという程度のものではあったのですが、やはり走り始めは結構きつくて、30分くらい走るだけで足がつりかけたり、昔スキーで捻挫したことのある右ひざのまわりの筋肉が痛み出したりして練習を中止するような始末でした。(初めて代々木公園を走ったとき、3周くらいしたところで、突然、頭のてっぺんからちょっと後ろ下あたりのところで、「ガリガリ」というイヤな感触がしました。何かと思えば、何とカラスが上空から飛び降りてきて、僕の後頭部を両足で鷲掴みにしてきていたのです。さすがに慌てて手で追い払いながら全速力でダッシュして逃げたらカラスも追いかけてこなかったのですが、それにしても焦りました。あの代々木公園のカラス集団、何とかして欲しいものです。)

しかし、社会人になって20年近くほとんどまともに走ったことが一回もないというような極限的にたるみきっていた僕の体も、多少馴らせばそれなりに慣れてくるものなんですね。11月の終わりころには、1時間ほど走っても足回りに痛みは出てこなくなり、むしろ若干汗をかきながら寒空の中を突き進んでいくランニングの感触が快感になってきたりしました。

そんなこんなで、12月4日には日本をバタバタと出発してハワイ、ホノルルへ。マラソン本番は毎年12月の第二日曜日。今年は12月8日でした。スタート時間は何と早朝5時。日中の強い日差しを避けるためという訳ですが、さすがにこの時間はまだ真っ暗。3万人もの人間が集まるスタート地点への移動にかなり時間がかかってしまうこともあり、起床はなんと深夜2時。のっけから結構つらかったです。

スタート時刻の到来と合わせて、海岸の方から派手な花火が数分間打ち上げられます。真っ暗な夜空に花火が映え、お陰で寝ぼけ眼もパッチリしてくれるわけですが、スタート時刻が来てもそう簡単に走り出せる訳ではありません。何せ3万人もの人間が一つのスタートゲートをくぐらなければならないので、全員がスタートするまでに30分くらいかかってしまいます。僕も飽きるくらいノロノロ歩きをした上で、5時20分頃にスタートゲートを通過。ようやく走り始めることが出来ました。

スタートからしばらくは、だいたい10キロを1時間ちょっとで走るくらいの快調かつ予定通りのペーXで、ワイキキのメインストリートを気持ちよく走りました。ダイヤモンドヘッドの麓に差し掛かってくるあたりでは、太平洋の水平線から清々しい朝日が昇ってくる結構感動的な景色にも恵まれたりして、それはそれは気持ち良かったです。

しかし、僕の場合、ちょうどこの辺りから苦しくなってきてしまいました。ダイヤモンドヘッドにかかる坂を上っていくにつれて、練習の時にも何度か痛くなっていた右膝がどんどん痛くなってきて、坂を登り切った辺りで痛みが相当に酷くなり、全く走れない状態になってしまいました。スタートから15キロくらいの地点だったと思います。そこから先は、必死で痛みをこらえて、何とか少しずつでも歩いて前に進んでいこうということしかできませんでした。

残り30キロ近い道のりを、痛みをこらえて歩き続けるというのは、相当にしんどいものでした。途中、何度も「もう棄権するしかないかな」とも思ったのですが、その度に「ハワイまで来ておいて途中棄権はあまりに悲しいよな」と思い直し、何とかあきらめずにゴールまで辿り着きました。結局、かかった時間は全部で7時間27分20秒。自分でも、よくあの長時間、長い距離を、足を引きづりながら歩き続けたものだと、今でも感心してしまいます。よく「初マラソンにはハワイを薦める」という人が多いようですが、確かにあの「ハワイまで来てゴールもせずに帰られるか!」という思いは、初マラソンでいくら辛くても何とかゴールまで辿り着くための貴重なエネルギー源になるものだと痛感しました。また、ホノルルマラソンの参加者が無茶苦茶多いというのも、かなり心の支えになったような気がします。参加者が多い分、自分の前を走っていく人の数も膨大なんですが、他方、自分の後ろを走ってくれるような人というのも結構な数いてくれる訳です。今回、最後までゴールをした人は全部で26,407人いて、私はその中で22,542番目でした。ということは、もちろん相当後ろの方を走っていた訳ですが、それでも僕よりも後ろにまだ4千人くらいいてくれたということで、それが妙な安心感にもなっていたような気がします。

因みに、ホノルルマラソン協会の公式ホームページに行くと、全参加者の記録などを検索できるようになっています。一応僕の記録も残ってますし、いろんな芸能人の記録なども見つけることができます。また、レース中には専門のカメラマンがあちこちで参加者の様子を写真に撮ってくれていて、その写真がこの公式ホームページの中で参加者ごとに整理されてサムネイル表示されており、ネット上で焼き増しを注文することなども出来るようになっています。もっとも、僕の場合はひたすら歩いている姿しか映っていなかったので、写真は注文しませんでした。

レース終了後、少なくとも3日間は右足を引きずらなければ歩くことが出来なかった(特に階段を下りるのがメチャクチャ辛かった)というのは、だいぶ時間が経った今でもよーく覚えています。そんなに辛かったマラソンですが、それでもやっぱり気持ち良かったです。出来ることなら(時間とお金が許してくれれば)、また何回かチャレンジしてみたいものです。今度は「サブフォー」とまではいかなくても、せめて何とか5時間を切るくらいのペースで、最後までホントに「完走」することが出来ればなぁと思っています。何てったって今回のはまさしく「完歩」でしたから、、、。
posted by Takao at 12:08| Running